FIREについて思うこと

皆さんこんにちわ。少し間が開きましたがまたブログの方を書いていきたいと思います。今回のテーマは今巷で話題となりつつあるFIREについて私が思うことをそのまま書かせて頂きたいと思います。
 そもそもFIREとは、「ファイナンシャル・インディペンデント・リタイア・アーリー」のことであり、直訳すると、経済的な自由を得ることで、早期に引退する。または資産を貯めて、その資産を運用しながら得られるリターンで暮らしていくというものです。すごく簡単に書いていますが、そもそも経済的な自由とは、いったいどれぐらいの資産がある状態を指すのかという疑問を抱く方も非常に多いのではないかと思います。
具体的な数字で表していくと、例えば1億円の資産を偶然(宝くじや相続)もしくは自力でコツコツと貯めたとします。その1億円の資産でETF(Exchange-Traded-Fund、上場投資信託)やインデックスファンド、はたまた株式を積み立て購入していき、仮に年利平均4%の運用実績で運用できたとすれば、1億円+(1億円×4%)=1億と4百万円、すなわち年間で400万円の資産が増えることになります。この金額は中小企業に務めるサラリーマンの年収より少し低いぐらいの金額となり、贅沢な生活をしなければこの収入だけでも十分に暮らしていくことが可能となる数字ではないでしょうか。
ちなみに、株式の購入も選択肢に入っていますが、単一の株式の購入だけで備えることは私的にはおすすめしません。やはり分散投資が可能となるインデックスファンド等が一番おすすめできる金融商品だとおもいます。もちろん、iDeCoやNISAを併用するのも賢い選択だと思います。iDeCoやNISAでは職種によって年間で積み立てできる金額に上限はありますが、その金額内であれば運用益、売買益が通常であれば20.315%引かれるところ、非課税となりますのでその差は大きいです。なので、限度額まではiDeCoやNISAを利用し、残りの余裕資金でインデックスファンドやETFに投資をするということがFIREを達成する近道になると思います。
 1度FIREの状態が達成できれば、現在の仕事に無理にしがみつく必要は無くなり、辞めれば人間関係や時間に縛られるストレスからは解放され、メンタルヘルス的にも良好な状態を保てるようになると思います。その中で、自分が本当にしたいと思う仕事を選択していけば一石二鳥のやりがいを見いだすことができるのでは無いでしょうか。
 ただし、FIREを選択することによるデメリットももちろん存在します。それは、会社を早期退職することによって、社会保障が受けられなくなるということです。具体的には、老齢厚生年金が仕事を辞めてからは受給額が増えなくなることが挙げられます。上記の例のように元の資金が盤石にあり、毎年十分な額のリターンが得られるのであれば問題は無いでしょうが、少ない金額でFIREするという方は少々危険かもしれません。元の資金が少ないと、投資信託の含み損に耐えられなくなるかもしれないといったリスクも生じてきてしまいます。また、傷病手当金や出産・育児手当金も貰えなくなってしまうので、万が一働けなくなった時のリスクにはしっかりと備える必要も出てくるのでFIREと一概にはいってもこれからの人生を考えて、慎重に決断する必要があります。ですが、私個人的にはモチベーションを上げるために資産1億円を目指して投資信託やiDeCoを頑張っております。ただ貯金だけしていてもお金が爆発的に増えることは期待できないですからね。ただし、会社に勤めて地道に貯金をしていくのが好きだという方の考え方を否定するつもりは全く無く、会社にしがみつくというその考え方も人として非常に素晴らしいと考えています。FIREは今の自分にとっても夢のような話なのかもしれませんが、行動を起こさなければ夢をつかむことは出来ないと思います。なので、今は微力ではありつつも積み立て投資を地道に頑張っていこうと思います。

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