退職金はもうあてにできない!?退職金は自分で作っていく時代

Giraffe wearing scarf and retired badge with elephant, zebra, lion, and monkey celebrating retirement with drinks and cake

皆さん、こんにちは。

今回は「退職金」について考えてみたいと思います。

一昔前までは、「定年まで勤め上げれば退職金がもらえる」という考え方が一般的でした。退職金を老後資金の柱として考えていた方も多かったのではないでしょうか。

しかし、現在はその常識が少しずつ変わってきています。

企業を取り巻く環境は年々厳しさを増しており、退職金制度を縮小したり、制度自体を廃止したりする企業もあります。また、終身雇用制度も以前ほど当たり前ではなくなり、転職を経験する人も珍しくありません。

つまり、「退職金が必ずもらえる」「退職金だけで老後は安心」という時代ではなくなってきているのです。

もちろん、今でも退職金制度を設けている企業は数多くあります。しかし、その金額が将来も維持される保証はありません。

さらに、近年は物価上昇が続いています。仮に退職時に1,000万円を受け取れたとしても、そのお金の価値は現在の1,000万円と同じとは限りません。

このような状況を考えると、老後資金を退職金だけに頼るのはリスクが高いと言えるでしょう。

そこで重要になるのが、「退職金は会社からもらうものではなく、自分で作っていくもの」という考え方です。

現在は国も自助努力による資産形成を後押ししており、さまざまな制度が用意されています。

代表的なものとしては、新NISAやiDeCo(個人型確定拠出年金)が挙げられます。

新NISAは運用益が非課税となる制度であり、長期・分散・積立投資との相性が良く、将来の資産形成に活用しやすい制度です。

また、iDeCoは掛金が所得控除の対象となるため、老後資金を準備しながら節税効果も期待できます。

さらに近年は、企業が従業員の資産形成を支援する制度も注目されています。

その一つが企業型確定拠出年金(企業型DC)です。

企業が掛金を拠出し、従業員自身が運用商品を選択して老後資金を形成していく制度であり、運用益が非課税となるほか、転職時にも資産を持ち運ぶことができます。

また、中小企業を中心に導入が広がっている制度として「はぐくみ企業年金」があります。

はぐくみ企業年金は、従業員が給与や賞与の一部を将来の年金原資として積み立てることができる制度で、社会保険料や所得税の軽減効果が期待できる点が特徴です。

会社にとっても福利厚生の充実につながるため、人材確保や定着率向上の観点からも注目されています。

これらの制度を上手に活用することで、会社から支給される退職金だけに頼るのではなく、自ら将来の資産を形成していくことが可能になります。

もちろん、投資にはリスクがあります。

しかし、何もしないことにもまたリスクがあります。

物価上昇が続く中、預貯金だけに頼ることは資産価値の目減りにつながる可能性があります。

だからこそ、「会社が何とかしてくれる」「退職金があるから大丈夫」という考え方から、「自分の老後資金は自分で準備する」という考え方へ切り替えていくことが大切ではないでしょうか。

老後資金づくりは、始める時期が早いほど有利になります。

毎月の積立額が少額であっても、長い時間をかけることで大きな差となって表れてきます。

将来の安心のために、まずはご自身の勤務先にどのような制度があるのか確認し、新NISAやiDeCo、企業型確定拠出年金、はぐくみ企業年金などを活用しながら、自分自身の「退職金づくり」を始めてみてはいかがでしょうか。

未来の安心は、今日の小さな行動から始まります。

サニーリブFPオフィス

Raccoon in suit reading resume at Shibuya train station job fair
A raccoon in a business suit reviews a resume at a busy train station’s job hunting fair.

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